綴璃ななが、4作品のCDをリリースしました。

 2021.8.13  雨が降ったら/東京   PIC003
 2021.10.22   ¥(しあわせ)/夕暮れ   PIC004
 2121.12.4   雑踏/フィルター越しの世界   PIC005
 2022.2.19   透明な宝物/つづき   PIC008

雨が降ったらでは『大丈夫かな…』と不安げに、東京は『何万もの夢が死んだ…』と鮮烈に歌います。綴璃ななはこの両面を上手く歌い分けます。

¥(しあわせ)は、20代の女性の視点から、行き過ぎた金銭至上主義をシニカルにとらえています。『¥=お金』は、はたして『私のしあわせ』なのか?と、疑問…というより否定を込めています。
カップリングの夕暮れは、極めて事情的に、本質的な『幸せ』を歌っています。
20代の女性にぜひ聴いていただきたいと思います。

フィルター越しの世界は、綴璃ななの記憶です。今は戻ってくることのないとても大切な人を想い、独りになってしまった空間で、一緒にいた時間を想い出しています。
雑踏は、都会で生きる事の難しさや矛盾をシャープに歌ってます。歌詞と曲調の急緩のマッチが優れていて、聴いているといつの間にか雑踏の中に引き込まれる感覚にとらわれます。

合計8曲のプロジェクト、その最終を『つづき』という楽曲で締めくくった点に着目してください。
『つづき』は終わらない人生の歌です。独特の憂いのある曲調に、今は未だ知ることの無い、この先の希望溢れる自分の人生を歌っています。
つづきの歌詞の中に「透明」とあります。それが『透明な宝物』に繋がったのかは分かりませんが、綴璃ななにとって「透明」という言葉は、特別な意味を持つようです。


雨が降ったら/東京を除いて、ジャケットは綴璃ななの手によるイラストです。
 「締め切り明日だぞ」 「大丈夫です」
 「今日だぞ!!」 「ダイジョ~~ブ」
 「11時までだっぞっ」 「だい…」
さすがにもう慣れました。

今までの活動のペースから考えると、かなりハードな挑戦でした。
それをやり終え、綴璃ななは確実に成長したでしょう。
今後の綴璃ななに期待していただきたいと思います。

実はこれは、タクトくんが企画した『空飛ぶ円盤プロジェクト』で、綴璃ななを誘って下さいました。
リリース日にライブを主催するなど、多大なサポートをしていただきました。
タクトくんがいなければ、このプロジェクトは達成できなかったでしょう。
深く感謝申し上げます。
タクトくん Twitter